国宝寺院の紫陽花。

向日葵が太陽の花なら、紫陽花は雨の花。対なす気などあるまいが、咲く大輪を見れば似た者同士──双頭の鷲。晴れの暖色、雨の寒色。ミツバチ飛び交い、カタツムリ集う──ね?見事な陽と陰。鎌倉期創建、国宝寺院の紫陽花、咲き始め。音もなく光輝く、深海の海月。たわわな完成形とは別の美がある。


《世界が相手をしてくれているうちに…》
──品あるニッポンジンに還るべし──

Atelier SARAKI

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